採用企業様インタビュー:「株式会社クリエイト」 様
ミャンマー国籍のチョさんと一緒に働く皆さんにインタビュー!
求人情報サービスを展開する株式会社クリエイト。ゴーウェルを通して採用いただいたのが、ミャンマー人のチョさんです。現在は同社でエンジニアとして活躍されています。チョさんご本人とともに、採用に至るまでと、入社された後のお話を聞かせていただきました。
社長室長 山竹 伸一 様
技術開発部 副主任 戸澤 秀明 様
情報システム部 金子 香深 様
情報システム部 チョ テェ ス 様
外国人採用を決められた理由を教えてください。
山竹室長 国籍に関係なく仕事をしていただけたら良いという、能力主義の考え方の為です。加えて、外国人の方のほうが数字を用いて論理的に考える傾向が強いと思っておりますので、そういった文化を吸収できるメリットもあると考えていました。外国人の方を採用する際のリスクも検討はしましたが、明らかに利点のほうが大きく、採用に至りました。現在は中国1名、ミャンマー2名の方が在籍しております。
実際に技術者として活躍してもらっておりますが、以前は外部に委託していた作業も社内で完結するようになり、非常に助かっています。日本語も堪能ですし、プログラム言語は世界共通なので、特に不自由はしていません。
戸澤さん 日本人を採用する際と変わらないです。何の問題もない。むしろ、最初からレベルの高い技術者に来てもらって助かっています。
金子さん 最初からと言っても、チョさんの前職の経験は1年ほど。ここまで早く成長することは普通ないです。研究熱心で、「やったことはないけれどやってみます」と言った2日後には出来ている、という成長スピード。
凄いスピードで成長されているのですね。他にも入社後に成長された点はありますか?
戸澤さん 技術者の仕事は2割がプログラミング、あとの8割はユーザーが何をしたいかヒアリングし、それをどう作るか考える。まずチョさんは、技術の面で大きく成長しました。
金子さん 最初は受け身の姿勢でしたが、自発的な発言が増えました。組織への理解が深まったからかな、と思っています。
チョさん自身は入社後どんな成長を感じましたか?
チョさん 大きく2つあって、まず問題解決能力が上がりました。これまでは問題に対して解決することだけを出来れば良いと思っていましたが、それだけでなく、解決したあとにどう影響があるか?ということまで考えられるようになったんです。また、人間としても成長できました。失敗しても心広く許してもらえるので、次はこういうことが起こらないように気を付けてやろうという気持ちになります。仕事を楽しんで出来ていて、入社してから大人っぽくなったと思います。
戸澤さん たくさんチャレンジをして、むしろ失敗する経験を積んでほしいと思っています。失敗すると、そこからカバーできる能力が身につくので。
(写真:チョさん)
チョさんに今後はどのような成長を期待されますか?
山竹室長 できることを少しずつプラスしていって欲しいです。努力することで人間的な厚みも増していくので、尊敬されるような人になっていってほしいと思います。もちろん長く当社で働いて頂きたいと思いますが、将来、母国や世界へ羽ばたきたいという夢があるならば、ぜひ日本で培った技術やノウハウを困っている人々のために役立ててほしいですね。
戸澤さん まずは技術のプロになってほしい。作業する側から管理者の立場へ成長していってほしいと思っています。これから新しく外国の社員が入ってきたとき、チョさんなら気持ちもわかるし、技術もわかる。外国籍で、指導もできる人材はまだ一人もいないので、部署として望んでいることです。もし自分が海外に行って仕事をするなら、日本人の先輩がいたら安心ですよね。
金子さん 長く働いてほしいと思っています。文化も知ってほしい。自分から業務をつくるような広い視野をもってほしいですね。作業だけでなく、営業部と自分からコミュニケーションを取っていけるような。
(写真:山竹室長)
チョさん自身はどんな風に成長したいですか?
チョさん 自立できる人になりたいと思っています。他の人に尊敬される人になりたい。自分が尊敬している人を参考にしながら、人としても成長したいです。
これから外国人材を採用したい企業の方にアドバイスをお願いします。
山竹室長 大抵のことは話し合いで解決できます。こちらの文化に合わせさせるのではなく、その人の良いところを活かすように心掛けています。服装など、日本の細かいルールを守れなかったとしても従わせるのが仕事ではないので、指示する側も寛容性を持つことが大切だと思っています。
戸澤さん 採用に至るまでは「思ったより大変じゃないですよ」ということを伝えたいです。言葉の壁も多少はありますが、外国人も一生懸命ついていこうとしてくれるので、そんなに苦労しない。もし、人材紹介会社を通さず、自分達だけでミャンマーの人とやりとりして採用しようとしていたら、もっと大変だったと思いますが・・・。
金子さん 正直、外国人どうかな?と最初は思っていました。日本人と前提条件が違うから、多少は距離があります。「その距離を縮めていきたいと思える人か」考えて面接をすると良いと思います。日本人でも外国人でも、人である以上、駄目なところも良いところもあるのは皆同じ。それでも付き合ってみても良いかな?と思えるなら、変な目で見ることも、逆に過剰評価することもなく、お仕事ができると思います。
外国人採用はチョさんで三人目でしたが、それでも準備する書類には慣れませんでした。その点をゴーウェルに教えてもらえて安心しました。
短所も認め合えそうな人と仕事をしたいのは、外国人も日本人も関係ないということですよね。その他にも入社後、気を付けていることはありますか?
金子さん そうですね。あとは、特に女性同士だからという理由もありますが、ひとりで日本に来ているチョさんが寂しい思いをしないように気を付けています。先日も一緒にお花見に行ったんですよ。
チョさん ミャンマーでは就職しても、一人暮らしをしている人は少ないです。家族と住んでいる人が多いですね。
(写真:金子さん)
ミャンマーやタイでは、昔の日本のように、社員を家族のように扱う文化が残っていますよね。
チョさん 家族のように扱われるのは嬉しいですね。運動会のような企画も嬉しいです。
金子さん 最近まで昭和的な文化が残っていて、運動会も企画されていたのですが、中止になってしまいました。最近ぽつぽつと、そういった文化が無くなり始めています。
戸澤さん 東南アジアの方々は家族的な文化を好まれるという傾向があるにせよ、人それぞれだと思いますので、個別のヒアリングが大事ですよね。
(写真:戸澤さん)
なるほど。個々の好みを大切にしながらも、「日本人は距離を取ることがマナー」と考えている部分があるので、その違いを理解したほうが良いですよね。本日はありがとうございました!